天狗の裁き

第二十四回 圓菊 GINZALIVE(遺伝子の会)に行ってきました。

中でも面白かったのは、前座 古今亭(ここんてい)菊(きく)丸(まる)「天狗の裁き」です。人の見た夢は何かと知りたがる・・。女房のお光が「・・・ちょいとおまえさん(熊公)。夢見ていたんだろう。どんな夢だい」「見やしねえ!」「見てないっていったら見ていない!!」というぐあいに見たみないで夫婦喧嘩!

 

大声を聞きつけた隣の辰つあん、さらに大家がでてきてオレには言えねえのかと激怒。「見ていないものは見ていないと一歩もひかない」それがさらにどういうわけか江戸町北町お奉行所へ。「遠山左衛門尉様 ご出座~」の声と太鼓で登場。

 

これより・・・の一件について吟味を致す、一同の者面を上げ!「この桜ふぶきに見覚えネェとはいわせねいゾといったのかはともかく・・どこかすきま風がふく・・・。いや見ていないものは見ていないと熊公は申し出る・・。

 

とうとう決着つかずなりゆきで天狗の裁きとなった。運悪く、高尾山まで連れて行かれ・・天狗も熊の夢知りたくて知りたくてたまらない!いや見ていないものは見ていないと熊公は申し出る・・。天狗もとうとうあきらめ・・・

 

熊は、しばらく空中を漂って・・・ひょっとある屋敷にたどりつく。縁があってなんと美しい娘の入り婿に・・そして手をとってお布団に。そのとき・・「ちょいとおまえあさん!」というところで目が覚める。「うえっお光か。あー夢か!・・・」というぐあいに。

 

夢っていいところになる直前で又悪い夢は見てから目がさめる。不思議なものですネ。

 

庶民の生活のなかの面白いひとコマ。多忙な生活のなかにちょっとこばなしでなんか心に余裕とやすらぎを感じたひとときでした。

 

 


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